ELECOAは、機能拡張性とコンテンツの流通再利用性を両立したeラーニングシステムのアーキテクチャです。 詳しくはこちらをご覧ください。
これまでに、SCORM 2004 3rd Editionのシーケンシング機能を持つ教材オブジェクト群を開発しました。 本サイトで公開しているソフトウェアは、これらを含んでいますので、SCORMパッケージを動作させることができます。 SCORM 2004 3rd Editionへの対応状況はこちらをご覧ください。
ELECOA Playerは、ELECOAパッケージとSCORMパッケージ(1.2と2004)を動作させることができるeラーニングシステムです。 PHPが動作するWebサーバにインストールして使用します。 SCORMパッケージをアップロードして動作させるために必要十分な機能を実装しています。 ELECOA Playerは、三条項BSDライセンスのもとで公開しています。
アップロードできるSCORMパッケージのサイズの上限は、www/contentpkguploader.php
の$MAXIMUM_FILESIZE
で設定します。
PHPの設定(post_max_size
, upload_max_filesize
)も確認してください。
インストール方法は、以下の通りです。
www
ディレクトリを、Webから参照できるようにします。
init_www.php
で定義(define
)しているweb_base_path
の値を、www
ディレクトリ(ELECOA Playerのフロントページ)のURLのパスに書き換えます。
最後のスラッシュは不要です。
Webのルートディレクトリに配置した場合は、''
(空文字列)となります。
log
ディレクトリ、syslog
ディレクトリ、www/contents
ディレクトリを、PHPスクリプトの実行(実効)ユーザから書き込み可能にします。
ELECOAパッケージは、展開した上で、www/contents
ディレクトリへ配置します。
SCORMパッケージは、ログイン後の画面からアップロードします。
SCORMパッケージはコンバータを通す必要がありますので、直接配置しても動作しません。
www/contents
ディレクトリには、ユーザとPHPスクリプトの両方からコンテンツを配置しますので、(Unix系OSの場合は)スティッキービットを立てるなど工夫してください。
init_www.php
で定義(define
)しているshow_log
の値をTRUE
に変更すると、ELECOA Playerでログが閲覧できるようになります。
ログを閲覧するには、ログイン後の画面に設置されるリンク「View log files」を選択してください。
ELECOA Playerのオンラインデモでは、SCORMパッケージのアップロード機能を除いて、ELECOA Playerを試用できます。 SCORM 2004 3rd Editionのテスト用コンテンツを動作させることができます。
Moodleで、ELECOAパッケージ、SCORMパッケージ(1.2と2004)、cmi5コースを動作させることができるプラグインです。 活動モジュールとブロック(成績表用)が含まれています。 Moodleプラグインは、GNU General Public Licenseのもとで公開しています。
インストール方法は、以下の通りです。
blocks/elecoa_grades
をblocks
ディレクトリの下に、mod/elecoa
をmod
ディレクトリの下に配置します。
アンインストールの手順は、通常のプラグインと同様です。 活動モジュール(mod_elecoa)をアンインストールすると、活動のインスタンス(コース上に追加した活動)や学習履歴も削除されます。 旧バージョンのプラグインをアップデートする場合、通常はアンインストールせずに上書きインストールしてください。
現バージョンでは、cmi5コースを動作させるために、ソースコードを編集してプラグインの設定を行う必要があります。
mod/elecoa/core/CMI5Config.php
で$CMI5CFG->endpoint_base_url
と$CMI5CFG->lrs_authorization
に代入している値を書き換えてください。
$CMI5CFG->endpoint_base_url
は、LRSのエンドポイントです。
$CMI5CFG->lrs_authorization
は、LRSの認可トークン(authorization token)です。
本プラグインでは、AUはMoodleを経由してLRSと通信します。
LRSはMoodleを信頼することを前提に、Moodle-LRS間の通信には固定の認可トークンを用います。
ELECOA Playerにはバージョン番号をつけていません。 便宜上、Moodleプラグインもリリース日で識別します。 現在の最新版は、ELECOA Playerは2022年11月6日版、Moodleプラグインは2021年9月28日版です。 更新履歴はこちらをご覧ください。
分散マルチプラットフォーム学習環境は、次の手順で動作を確認できます。
User id | user1 |
---|---|
User name | ユーザ1 |
Site | https://elecoa-demo.herokuapp.com (最後に / をつけない) |
Access code | a36952-253928-8855 |
デモ用サイト(以下、「Web版」)は、https://elecoa-demo.herokuapp.com/ です【※一時的に停止しています。お試しになりたい場合は、森本(morimoto [at] ouj.ac.jp)までご連絡ください】。 user1~user4の4ユーザを用意しています。 「User」に「user1」~「user4」と入力してログインしてください。 「Password」は必要ありません。 次のように操作してください。
デモ用サイトは、しばらくアクセスがないとリセットされます。 上記の手順は時間を空けずに実施してください。 中断(SUSPEND)と終了(EXITALL)を間違えたり、動作がおかしくなったりしたときは、時間を空けてお試しください。
ADLが配布しているSCORM 2004 3rd Edition LMS Test Packagesに含まれるパッケージをもとにしたテスト用コンテンツです。 オリジナルのパッケージは、Conformance Test Suiteを使って自動的に実行されます。 ここで配布しているテスト用コンテンツは、手作業で実行できるように、ステップの説明を記載したインタフェースをつけています。 SCORM 2004の学習や、SCORM 2004対応LMSの動作確認などに利用できます。 いずれも、ELECOAとSCORM 2004のハイブリッドパッケージになっています。
これらのコンテンツは、再配布できません。
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